紫外線照射器具について
WRK
紫外線とは、太陽から広範囲に放射されている電磁波の一種で、紫外線による殺菌は食品関係、医療関係等の分野で古くから研究、利用されています。
しかし、300nm以下の殺菌効果を持つ短波長紫外線は、大気中のオゾンや酸素により吸収されほとんど地表に到達しません。
WRKの紫外線照射器具はこの殺菌作用を持つ短波長紫外線を微生物やバクテリアの殺菌や洗浄作用に応用するものです。
短波長域をよく透過する石英ガラスを紫外線ランプや器具のグローブに使用し殺菌効果の高い254nm光を効率よく発光させます。温度変化による紫外線発光の低減を図る為、器具内ランプ口金部分の冷却用にクーリングファンを設置し、紫外線ランプの安定点灯を行います。更に点灯装置にはインバータを採用、軽量、低電力で効率良く安定的に点灯が行えます。配線は紫外線照射器具に付属のケーブルをインバータを接続し、インバータの電源を投入するだけで、効率のよい紫外線照射が容易に行えます。
殺菌対象の分野として食品工場、酒・清涼飲料工場、薬品工場、水産工場及び医療・研究機関等。原料の殺菌、液糖の殺菌、貯蔵庫内の殺菌、蓄舎内の殺菌・脱臭・疾病予防に有効に使用出来ます。主な殺菌有効な菌種として、かび(白、灰色、緑、黒、オリーブ等)、酵母(ブドウ酒酵母、ビール酵母、パン酵母等)、菌(赤痢菌、チフス菌、大腸菌、コレラ菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌、結核菌等)に有効です。
結線図